会社概要
山下電装株式会社は父 山下正昭が気象関連メーカーや産業機器商社在籍時に培った技術者としての経験をもとに、自分自身の手で世の中に役立つ製品を開発し提供していきたいという思いのもと、1972年に創業しました。高安定化電源の大手メーカーへのOEM供給が出発点となっています。
その高安定化電源の開発で得た知見をもとに大学や研究機関・企業の研究開発部門などの細かい要望に応えるべく光源機器の開発にも早々に着手しました。
当時の社員は名の知れた有名大学や国家機関の先生の研究に役立つ製品や、大企業の生産性向上や生産物の評価に寄与する製品を提供することを誇らしく思い日々の開発に明け暮れておりました。
今なおその精神は多くの社員に受け継がれております。
特殊な仕様になり他での技術転用が効きそうにないとか、充分な利益を得られそうもないからと折角のオファーを簡単に断るのではなく、なんとか我々の手で要望に応える余地はないのか?他者の技術と組み合わせることで実現できるのではないか?と長時間に及ぶ議論も珍しくありません。そんな社員同士の議論の輪のなかに入ると、創業来の技術者魂は健在なり、と嬉しくなるのです。
このチャレンジ精神があるからこそ我々山下電装は世にない製品を産み出すことができてきたのであり、絶やすことなく次の世代に受け渡していくことが私の使命と思っております。
大学・研究機関や企業の研究開発部門向けの一品ものの開発で高く評価されてまいりましたが、受注時期に偏りがあるのも事実です。年間を通じて安定的な収益を上げることも事業を長く続けるためには必須であり、定期的な売りあげの計算が立つ製品づくりや販売ルートの確保にも積極的に取り組んでいかねばなりません。
保有する光学技術をもとに海外(特にアジア圏)でのソーラシミュレ-タをはじめとした光源機器の販売に注力して参ります。また、これまで関わりの薄かった医療や航空宇宙・バイオといった成長分野にも光のエキスパートとして果敢に挑戦していく所存です。
“永続”を目標に掲げ40年以上にわたり光源機器メーカーとして存続できたことを誇りに思うとともに、今後も末永くお客様・取引先各社に愛される会社であるよう社員一同とともに精一杯努めて参ります。変わらぬご愛顧を何卒宜しくお願い申し上げます。